もともと食中毒細菌の調査研究が専門の私ですが、食の安全に関係しているということで、当学部のQOLプロモーターコース履修生と一緒に有機無農薬栽培に挑戦して4年目になります。この取り組みのために私自身が1年間通信教育を受けたような付け焼刃ですから、食農教育などと偉そうなこと言えません。学生たちと一緒に食農学習している状態です。
さて、ちょっと良い単語を見つけたので、これからはQOLファームではなく、ポタジェ・ド・QOLの意味でQOLポタジェ(英語と仏語の融合!)と呼ぼうと思います。ネットで みたポタジェ紹介文は下記のとおりです。
ポタジェ(potager)またはジャルダン・ポタジェ(jardin potager)とは、家庭菜園を意味するフランス語であり、英語ならKITCHEN GARDEN(キッチンガーデン)。日本の「 家庭菜園」と異なり、野菜、花、果樹を組み合わせた「混植庭園」をさします。いろいろな種類を混植することにより、自然に近い環境がつくられるため、それ ぞれの生育が促進される。果樹、野菜、ハーブ、草花などを混植した実用と鑑賞の両目的を兼ね備えた庭である。ヨーロッパにおけるポタジェの歴史は古く、現在ではフランス、イギリスを中心に広く世界中でさまざまに形を変えたポタジェが見られる。収穫重視で 旧来型の畝を作り同じ品種を一列に植えつけるタイプの素朴なイメージのイギリスのキッチンガーデンに対して、より装飾的で鑑賞性の高いのがポタ ジュの特徴である。そのため、菜園とはいいながら、配色に留意したり、草丈で高低をつけ立体感を演出したり、あるいはベンチやガーデンチェアを置 いたり、ラティスフェンスや敷石で装飾するなど各種工夫が見られる。最近では食物の安全性の問題の高まりとともに有機栽培、無農薬栽培が注目を浴 び、ガーデニングに取り入れるガーデナーが日本でも増えつつある。こんなサイトもありました(http://www.potager.jp/)。
上記の定義によると、我が菜園はポタジェと言うよりもキッチンガーデンですが、目標はポタジェとします。これまでポタジェや研究活動は仲間内のフェイスブックで報告してきましたが、リニューアルを機にHPのニュースコーナーでも今後は報告していこうと思います。
先週末、春を迎えて膝を超えそうな高さになりつつあった雑草を学生たちと刈り取って、その後は昨年学生に好評だったスイートコーンの種を播きました。去年の8倍くらい収獲できる予定です。その後は学生さんにニラの一番狩りを収穫して持ち帰ってもらいました。美味だったそうです。赤タマネギが大きく育ち始めており、アブラムシと追いかけっこのソラマメですが、10cmくらいの大きさに育ってきました。今年は真面目に桃の摘果もしたので昨年より大きな実ができるかと期待しているところです。
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