自己紹介
大阪市立大学 大学院生活科学研究科 研究科長(2014・15年度)
食・健康科学講座 教授
西川禎一(にしかわよしかず) 農学博士、獣医師、抗加齢指導士
日本細菌学会理事(2015-)
日本食品微生物学会評議員(2008-)
日本栄養・食糧学会評議員(2010-)
大学卒業後は色々と放浪しました。修士課程では獣医臨床をかじり、博士課程では感染症学のような細菌学のような内容、ポスドクではウイルス学、もしかしたら青い鳥症候群の草分けかもしれません。1985年4月から1999年3月末まで大阪市立環境科学研究所に14年間勤務し、食中毒や消化器系伝染病の原因究明のための調査・研究に従事しました。そのお陰で食品微生物学、病原細菌学のぬかるみに足を取られてしまいました。1999年4月に大阪市立大学へ転任。食品衛生の現場での体験を活かし、生活科学らしい応用的な研究を進めてゆきたいと考えています。
学生時代はいろいろ武道をしましたが合計でも3段と2級程度(やはり青い鳥症候群!)。現在の趣味は、水彩画、Fish-Carving、サイクリング、ハイキング等々(今も青い鳥症候群?)ですが、大学の仕事をしていると趣味の時間確保はなかなか難しいです。しかし去年、ビーム・ライフル射撃(肘射)で初段を取りました。
上の写真は平成11年に本学へ赴任したころの私。もう45歳と思っていましたが、今の私からはずいぶん若く見えます。研究テーマ欄で説明している抗老化というのがいかに難しく無謀なテーマか、現実を突きつけられている感じですが、私の目指しているのは見た目の抗加齢ではありませんから・・。
平成17年に文科省の現代的教育ニーズ取り組み支援プログラムに「QOLプロモーター育成」というコンセプトで応募し、生活科学部の事業として採択されました。学部の先生方が学科横断的にさまざまな取り組みをされています。私は食農教育や園芸療法に対応できる能力を学部生が習得する手伝いをできればと思い、通信教育で美味安全野菜栽培士という修了証をもらいました。授業や研究・会議の合間をぬって学生達と荒地を開墾整備した畑にも出ています。致良知:自分の専門だけでなく、社会のこと、生活のこと、自分ができる身の回りの小さなことから学生達と実践して、本学部で学ぶ学生達が生活科学出身らしい適応力の広さを身につけるのを手助けできればと考えています。手探りの授業ですが、平成23年11月3日に大阪市立大学学友会から優秀教育賞を授けられました。
平成28年度(西暦2016年)(西川研18期生)のラボ生活
4回生の飯田さん(中台先生指導)、伊藤さん(中台先生指導)、小澤さん、竹内さんが当研究室の18期生。そして修士1年の稲田君(中台先生指導)、大森さん、柳田さん、修士2年の玉井さん、橋本さん、東さん(中台先生指導)、趙さん(中台先生指導)、バングラデシュからの国費留学生で博士1年のパルヴェジュ君、博士2年の孫君、谷本君、博士3年の大森君(食品メーカーから社会人入学)、計15名の学生達がいます。他に、大学院入学を目指して研究生をしているキン肉マンの山口君、そしてテニュア・トラック教員として赴任3年目で4年度目となる分子遺伝学の専門家・中台特任准教授、総勢17名のスタッフです。
学生・院生・卒業生ら(赤字表記)による
2015年度の学会発表リスト(昇順)
- Noju, T., Matsuzaki, T., Tamai, S., Tanimoto, Y., Kage-Nakadai, E., and Nishikawa, Y. Diffusely adherent Escherichia coli (DAEC) strains isolated from healthy carriers inhibit IL-8 secretion of
HEK293 cells stimulated by inflammatory substances. E. coli and the Mucosal Immune System, Ghent, Belgium, Abstract: 29 2015/7/10-13
- Ban, E., Yoshida, Y., Ikezaki, S., Zheng, D., Kage-Nakadai, E., Wada, T., Wajima, T., Hamabata, T., Horiguchi, Y.,
Ichikawa, N., Hara-Kudo, Y., and Nishikawa, Y. Complete DNA sequence of
the virulence plasmid of enterotoxigenic Escherichia coli O169:H41 and characterization of a novel adherence factor. E. coli and the Mucosal Immune System, Ghent, Belgium, Abstract: 47 2015/7/10-13
- Tamai, S., Noju, T., Tanimoto, Y., Matsuzaki, T., Kage-Nakadai, E., Yamaguchi, Y., Kodama, T., Nakamura, S., Motooka, D.,
Iida, T., and Nishikawa, Y. Inhibitory effects of diffusely adherent Escherichia coli strains isolated from healthy carriers on cytokine secretions of epithelial
cells stimulated by inflammatory substances. The 14th Awaji International
Forum on Infection and Immunity, Awaji Yumebutai International Conference
Center, Japan, Abstract: 87. 2015/9/8-11
- Nakatani, Y., Yaguchi, Y., Kashima, N., Komura, T., Kage-Nakadai, E., Terao, K., and Nishikawa, Y. (2015) Sesamin prolongs
lifespan of Caenorhabditis elegans through regulation of genes related to caloric restriction. The 3rd International
Conference on Model Hosts, Crete, Greece, Abstract: 29. 2015/9/19-24
- 中村寛海、田口真澄、井口 純、西川禎一.食品製造施設における自由生活性アメーバおよびListeria monocytogenesの分布、第88回日本細菌学会総会、平成27年3月26-28日 岐阜大学 長良川国際会議場 一般演題P2-120
- 中谷裕美子、西川禎一. セサミンによるCaenorhabditis elegans(線虫)の寿命延長メカニズムの解明、日本食品免疫学会第11回学術大会、平成27年10月15-16日 東京大学 ポスター発表P-31 p.47
- Hashimoto, M., Kage-Nakadai, E., and Nishikawa, Y. (2016) The effect of feeding duration
of Bifidobacterium infantis on longevity in Caenorhabditis elegans. The 7th OCARINA International Symposium in conjunction with Symposium
in honor of Distinguished Professor Michael Nobel, Conference Room (10th
Floor), Media Center and Library, Osaka City University, Japan, Abstract:
P-19. 2016/3/17-18
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